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【レビュー】タイトルから映画内容想像不可能な『未来世紀ブラジル』見た

こんにちは、白乃もかこです。


以前タイトルが気になる映画ということで『アタック・オブ・ザ・キラー・トマト』のレビューを書いていましたが、
同じくタイトルが気になる映画ということで『未来世紀ブラジル』を見ました。

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これ、タイトルとジャケットから「どんな映画だろ~」って想像つかなくないですか!?

タイトルだけ聞いて「未来のブラジルの話かな?」って思いつつも「なんであえてのブラジルなんだ、、、、」って思ってしまいますし、
ジャケットはギリシャ神話のイカロスみたいでブラジル感ないですし、、、


じゃあいったいどんな映画なの!?と気になるところですが、
1985年に作られたテリー・ギリアム監督の映画で、
当時から見た近未来、情報に統制された社会でのお話です。

一部の人間に熱狂的に支持されているカルト映画、だそうですが、好き嫌いの分かれる映画だと思います。

ちなみに私的にはなかなか面白かったですが、もう一度見たいとは思いませんでした・・・笑
ただ、印象的なシーンが多かったので、忘れたころにまた見たくなりそうです。

あらすじ

(以下、若干のネタバレを含みます)


一匹のハエが叩き潰され、その死骸が犯罪者の情報を印刷しているタイプライターに巻き込まれたことで、犯罪者の名前が1文字誤ってタトル(TUTTLE)→バトル(BUTTLE)と印刷されてしまう。
そのため罪のないバトルが情報省に連行、無理な拷問で誤って殺されてしまいます。

そのミスの後始末をさせられるのが主人公のサム。


サムは近頃、自分がイカロスのように空を飛び(ジャケットはこれか!)、一人の美女を助けようと追いかける夢を何度も見ていました。

そして、後始末として行くことになったバトルの家で、夢に見た美女とそっくりな女性、ジルを見かけます。
彼女はバトルが冤罪で連行されるところを見ており 、情報省に抗議しに訪れていた人物でもありました。


サムはジルのことが気になり、母親のコネで彼女の情報を調べられる部署へ昇進します。


一方、サムは自分の家の空調が故障して修理を依頼した際、犯罪者として追われている非合法のダクト修理屋であるタトルにも出会います。



果たして、サムはジルに会うことができるのでしょうか。
また、タトルはどうなるのでしょうか…!!



といったところがだいたいのあらすじです。

この後、いろいろな事柄や登場人物が絡み合って物語がすすんでいきます。


感想

正直、あらすじ自体はそこまで面白いものでもありません、、、
面白いなと感じたのはブラックな皮肉がちりばめられていることとそのシュールさ。


整形を繰り返す老女やおかしな料理を出す高級レストラン、未来的なものの表現、
部下頼みの能なし上司、ミスを隠すことに必死な公務員、そして情報によって管理された社会への皮肉、、、、


といった細部の表現が面白かったです!


また、この映画に出てくる人物は大抵、性格などなど最低です笑



主人公のサムは特に、冤罪で殺されてしまったバトルに対して無感情に淡々と後始末のごまかし処理をしますし、
ジルへ対してはまるで気持ちの悪いストーカーです。ドン引きです。


唯一かっこよかったのが、ダクト修理屋のタトル役で出ていたロバート・デニーロ

彼が出演していたこと自体少しビックリしたのですが、役どころや立ち去り方などいろいろとスマートです。
他の登場人物がほとんどだらしないので余計にそう見えるのかも笑


で、結局ブラジルってなんなの?
と言いますと、よく分かりませんでした笑

ただ、映画のところどころで音楽「ブラジルの水彩画」が流れてます!

ブラジルの水彩画

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  • Conjunto Nosso Samba
  • サンバ
  • ¥250
この音楽自体は聞いたことある方、多いのではないでしょうか。

まとめ

タイトルから映画の内容を想像することは不可能でしたが、
映画を見ても映画の内容がすっきりと理解できるような映画ではないです。

ただ、その分気軽な気持ちで映画のワンシーンを楽しんでいけるように思います。



休日の夜にお酒を飲みながら見るのには割とぴったりでした笑

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